医学部への道

医学部合格者を多数輩出してきたラムス予備校が分析する医学部受験

「医学部に合格するためには特殊な勉強やカリキュラムがあるの?」「国公立大学と私立大学での違いは?」「センター試験対策は?」「小論文ってどう対策すればいいの?」「面接の対策は?」など、医学部を目指す上で疑問や不安、そして誤った認識で誤った学習法を選択していませんか?
毎年にわたり医学部医学科合格者を多数輩出しているラムス予備校では、実績から「医学部受験はどのような考え方、方法、カリキュラムで進めるべきか。」を分析します。

国公立医学部総括 - 医学部に合格した生徒のセンター試験の実態

全体の得点率

一般に医学部に合格した生徒のセンターの得点率は80%後半から90%ぐらいが多いです。もちろん、70%後半でも2次試験の配点の高い、東北大学医学部や岐阜大学医学部など逆転してきた生徒もいます。ですから、センター試験が思わしくなかった場合もあきらめずに、2次試験の配点や問題の相性を考えて出願することが大切です。

各科目の得点率

センターで80%後半から90%台の生徒とはいえ各科目の得点率には幅があります。

英語・数学・理科
93%~98%(100%)
国語
69%~81%

難易度にもよるのですが、一般に合格してきた生徒は問題の難易度に関係なく、センター試験の英語・数学・理科で90%以上を安定してとってきます。それに対して、国語はブレが大きいのが実態です。

各科目の配点割合

英語・数学・理科(2科目)
全体の80%~90%
国語
5%~14%

英語・数学・理科が配点のほとんどを占めています。国語は名古屋大学医学部のように2次試験に国語がある場合は14%弱と高いですが、それでも英数理には遠く及びません。また名大医学部の国語については対策のポイントがありますが、ここでは割愛します。そしてセンターでは現代文100点、古文50点、漢文50点です。古文と漢文はしっかりとした手順をふめば、半年弱で安定した力をつけることが可能です。

優先順位は英語・数学>理科1つめ>理科2つめ>>>古文・漢文>>>>現代文

国公立医学部に合格するにはセンター試験は大切です。そして先輩や知人からセンターの国語の怖さを聞かされるあまり、国公立医学部に合格するためにはまずは国語をがんばらないといけないと感じている方が多くいますが、それは得策ではありません。

まず「各科目の得点率」で述べたように、合格した生徒に共通するのは英・数・理の圧倒的かつ安定した力です。そしてこれらの科目は「各科目の配点割合」で見てきたように入試配点の大部分を占めます。そして英語・数学は言うまでもなく層の厚い科目であり、それに続いて理科(物理・化学・生物)の層が厚いです(層の厚さの差は学校で配られる問題集の厚さや時間割を考えても分かってもらえると思います)。ですから部活等で時間のない生徒はなんとか英語・数学をがんばりましょう。
部活をやっていなくて勉強時間がある生徒は英語・数学が落ち着いたら理科のどちらか一方に力を入れていくというように、本人の学力・勉強時間に合わせて取り組む科目の範囲を広げていくべきです。焦る余り、形だけ全科目をがんばっていても良い結果には結びつきません。

しかしながら国語が気になってしまうのも当然です。ですから、ラムス予備校ではどの時期にどう国語に取り組むか、つまり将来の展望をしっかり説明することで、生徒の国語に対する不安感を解消し、できる限り主要科目の勉強に迷いなく取り組んでもらえるようにサポートしています。

さいごに

医学部に合格するためには特殊な勉強やカリキュラムがあるのではないか?と思われる方もいます。しかし、私が見てきた生徒たちは特殊な勉強というよりも、むしろ本人のレベル・状況に合わせた教材をしっかりと選んでやってきたと思います。そしてやるからには徹してやるというのが、当たり前ですが一番確実な方法でその定着のために自習時間や質問時間を大切にしているのも、上位者の特徴です。

一方、潜在的な能力はあるのにも関わらず、焦りと不安から自分の実力とかけ離れたレベルのことばかりをやったり、形だけ全科目を勉強したりする生徒もいます。それではせっかくの能力が開花することなく受験が終わってしまいます。

私の役目としては2つあります。一つは実際の勉強を教えること。もう一つは生徒の状況に合わせた適切な勉強法をアドバイスすることです。そして、勉強法と計画は状況に応じて修正する必要があります。特に模擬試験などで結果が出なかった時は、単に点数を分析するだけでなく、時にはその答案の内容まで把握し、現状の学力と問題点を把握した上で、新たな学習方針を提案することが、多科目指導をしている私の役割です(これを私は「ケア」と呼んでいます)。一人で悩まず、適切なケアを受けながら迷いのない勉強をしてもらえるよう全力でサポートしていきます。

私立大学医学部 - 藤田保健衛生大学医学部 数学の傾向と対策

一般に私立大学の医学部の問題は数学に限らず難しいという方も多くいます。確かに順天堂大学の医学部の数学など難しいものもあります。しかしながら、合格点という点からみると標準的な問題をしっかりおさえればよい大学も多くあります。そのような分析をせずに、私大の問題は難しいと思い込み、基本中級の内容も定着できていない状態で、難問に挑戦しても、労多くして得られるものは非常にわずかです。

今回は藤田保健衛生大学の傾向分析を通じて、いかに基本中級が大切か、また時にそれがそのまま合格に直結しているのだということをみなさんにお伝えできればと思います。そして、一人でも多くの生徒が基本中級を大切にした、地味なようで一番確実な勉強を実行していってくれることを願います。

問題量と試験時間、頻出分野

大問数
4~6(近年は4題が基本)
試験時間
80分(一般入試)
頻出分野(必出分野)
数学Ⅲの微分・積分(時には4題中2題を占めることもある)
特徴
物理的な問題も出題され、受験生にとっては苦手意識が出やすいです。

問題のレベル(黄・青チャートの例題のレベルを基準として)

基本例題レベル
25%~30%
重要例題・演習例題
全体の45%~50%

大体ここまでで全体の70%~80%を占めている。70%~80%というのは、合格最低点から合格者平均点の間ですが、ここをかためることが数学をクリアするポイントになります。

物理を扱った問題

最初の小問や空欄は微分(数Ⅲ)をすれば出ることが多い。その後は2パターンに分かれます。

【パターン1】
「デカルトが~」とかいかにも物理を扱っている感じの問題で、文字も多くとっつきにくい、またはパニックになりやすいタイプ。
【パターン2】
「平均値の定理を用いると…」など丁寧な誘導がついていて、とりあえずそれに従えばやっていけるタイプ。

いずれにしても、とりあえず微分ということがポイントです。また「問題のレベル」でも触れましたが、まずは標準的な問題で得点しやすい部分をやり、その後物理を扱った問題にトライするというスタイルでやるべきです。また物理を扱った問題の出来がよくなくても、他の問題がしっかりできていれば、十分合格点に到達することができます。

対策

チャートでもフォーカスでも良いので、まずは自分にとってのバイブルとなる問題集を決めましょう。そしてそれを徹底的にやります。もしそれらの問題集をやるのも大変な状態(基礎ができていない状態)であるならば、教科書の例題やマセマが題している参考書でまずは基本の定着をした上で、チャート等に取り組んでいきましょう。

物理を扱う問題は慣れるしかありません。どこまでが単なる微分や誘導にのることで解けるのかを判断できるようにするためには、過去問に触れるのが最適だと思います。

小論文についての対策ポイント

小論文に関する不安や相談の内容としては次の3つに集約されます。

Q1. 特殊な対策がいるのではないでしょうか?

必要ありません。必要なのは過去問を中心とした演習とそれによる知識の補充です。詳しいやり方はQ3のところで説明します。

【補足説明】
小論文についてよく耳にすることは、「文章を書いたことがない」「書くのが苦手」「何を書いていいか分からない」「自分の書いたものが良いのか悪いのか分からない」ということがあります。確かに、高校で小論文(作文)を書く機会はほとんどありませんので、普通の学科に比べると経験値が絶対的に不足しています。また、数学と違い明確な正解というものがないので、自分の書いたものが○なのか×なのか分かりにくい所です。
しかし、私の10年以上の経験によると、多くの生徒は自分が思っているよりも文章を書くことはできます。ただ慣れていないため、自分の主張を分かりやすく伝えることができなかったり、知らない間に矛盾していたりします。もしくは同じことを繰り返し書いてしまったり、本人的には論理的に筋が通っていても第3者から見たら論理飛躍があったりします。そして、その癖というのは生徒個々によって違います。
ですから、それを見定めながら生徒の悪い癖を修正し、分かりやすい文章を書く技術、言い換えると「論述の型(パターン)」を身につけてもらうことが大切です。そしてその手法というのは、詳しくは後述しますがそれほど複雑なものではありません。

Q2. いつからやればよいのでしょうか?

生徒の小論文の使用する予定によります。例えば、秋に私大の推薦などで小論文を使う生徒は高3夏~試験の1ヶ月前から始めれば十分です。国公立のセンター後の推薦(医学部の地域枠)などの場合も秋もしくは究極的にはセンター後からのスタートで間に合う場合が多いです。国公立後期の場合は前期試験の終了した日以降からで大丈夫です。
経験から言うと、1年前などから月に2本とか書くよりも、生徒が必要であると自覚してからスケジュールをつめてやった方が同じ本数を書くにしても効果が出やすいです。ただし、自分の文章能力に不安を抱えている生徒もいますので、ラムスでは一度は早い段階で書いてもらい、そこから基礎的な能力を判断します。そして仕上げるのにどれくらいの時間が必要なのかを考え、生徒に適切な対策開始時期を指示します。

【補足説明】
余裕があればもちろん早い段階から定期的に小論文を書くことはプラスにこそなれ、マイナスにはなりません。しかし、小論文というのはなかなか自分で力がついているのか分かりません。ましてや、月に1・2本のペースでは自分の成長を感じるのが難しく、中途半端になる可能性が高いです。その割に書こうとすると徒に時間をかけてしまったりして、他の主要科目(英・数・理など)の勉強時間を減らすことになりかねません。
ですから、長々と対策をするよりも一定の期間でつめて一気に仕上げていく(繰り返し書いていく)方が本人も成長を感じやすいですし、他の科目への影響も最小限に抑えることができます。
一般的には上で述べたようなスタート時期で良いと思いますが、ごくまれに本当に時間が必要な生徒がいます。ただそのような生徒は何年かに1回の割合です。「もしかしたら自分がそうかも?」と思う生徒には一度書いてもらい、そこから状況を判断して対策開始時期を決定します。しかし、経験上生徒本人と接して話していれば最低限の基礎能力が備わっているか大体わかります。その基礎能力さえあれば上記の期間で合格レベルに持っていくことは可能です。

Q3. どうやればよいのでしょうか?

過去問を中心とした演習で十分です。ただし、必要な場合は添削後書き直し、必ず合格答案を作り上げるということが大切です。

【補足説明】
まずおおまかな流れを説明します。

  • とにかく過去問を解く(時間厳守)
  • 答案の添削と返却→不足知識の補充と本人の癖の指摘、また書き方のコツを指導
  • 答案が合格レベルに達している場合→次の課題へ
    答案が合格レベルに達していない場合→上記2を踏まえて書き直し
    (合格レベルに達するまで上記12を繰り返します)

まず必ず時間を守ることが大切です。例えば400字のところを100字しか書けなくても構いません。100字をどう400字にしていくかを指導していくのが講師の役目です。しかしながら生徒は「良い文章を書かないといけない(恥ずかしい)」「字数だけは埋めなきゃ」と考え、制限時間を大幅にオーバーしたり、場合によっては他の科目を勉強している時も頭の片隅で考えてしまったりします。これでは、小論文の勉強が他の勉強に支障をきたすことになってしまい、肝心の学科の合格点を獲ることが難しくなってしまいます。ですから、私はどんなに変な文章で字数が少なくても良いので、時間だけを守って1回提出することを生徒に指示しています。

次に答案を添削します。ここで生徒の癖を把握し、時には必要な周辺知識を補足します。いくつかの項目を5段階で評価し、どうすれば良かったか、またすばらしかった点を指摘します。そして実際の指導を通じて、書き方の型を繰り返し伝えていきます。ここで大切なのは生徒と直接やりとりをしながら返却をするということです。生徒が何を考えて、もしくは何を言おうとしてその文章を書いたのか。また生徒は書いている時に何で困ったのか。それに対し1つ1つ一緒に考え、丁寧に答えることで生徒の能力が向上します。

そしてここがポイントですが、合格答案レベルに達するまで書き直しをしてもらいます。生徒の中には通信添削や学校の先生に丁寧に添削してもらったにも関わらず、その指導(赤ペン)を読むだけということがあります。もともと合格レベルに到達している生徒はそれでよいのですが、そうでない生徒は必ず書き直すべきです。そうして1つ1つ合格レベルの答案を仕上げることが、自らの書く能力を伸ばし、また書き方のコツや型を身につける最適な方法なのです。

小論文の書き方ワンポイント

接続詞をうまく使ってみましょう。

  • 自分の意見
  • なぜなら(1.に対する理由)
  • たとえば(1.2.を補足説明する具体例)
  • たしかに(1.~3.に対する想定反論/もしくは想定される問題点や課題)
  • 4.に対するフォローもしくは解決策や防止策

この流れの例として「遺伝子診断」について説明を動画として用意してありますので、よろしければそちらもご覧ください。

さいごに

評価も対策も難しそうな小論文ですが、みなさんが思っていらっしゃるほど難しいものではありません。とはいえ不安を感じるのも当然です。ですから、私たち講師の役割としては、小論文に関するロードマップや対策・時期を明示し、生徒の漠然とした小論文に対する不安を取り除いて、本来の主要科目の勉強に迷いなく取り組めるようにフォローしていくことが大切だと考えています。

医学部の面接について

医学部の面接に対するイメージ

みなさんは面接に対してどのようなイメージを持っていますか?おそらく多くの人が「試験の一つ」と考えていると思います。確かに試験ですし、一部の国公立の推薦入試など(例えば工学部や薬学部)では専門的なことが質問されることがあり、まさにテストのようです。しかし、これが医学部となると少し違ってきます。

私がいつも生徒に伝えていることは、医学部における面接は「テストされている」と考えるのではなく、「コミュニケーションをとる」、つまり「会話のキャッチボール」をする場面だと考えていこうということです。しかも、普通ならなかなか話す機会のない、大学の先生方と直接話す貴重な機会であるのです。

この点を勘違いしてテストだと思い込んでしまうと、自分の準備したことを延々と話し続けてしまったり、良いことを言おうとしたりと変に身構えてしまうのです。

面接で求められていること

よく言われることですが、医師にとってコミュニケーション能力は大切です。そしてそれは準備した内容を暗記して話すこととは違います。

面接では自分が答えたこと、もしくは志望理由書に書いたことについて質問されます。そしてその質問に対する答えを受けてさらに質問をしてくることが多いのです。そこでは、答えが簡潔明瞭であることと同時に、具体例や自分自身の経験などを用いて分かりやすく面接官の先生に伝える必要があります。これは難しいことのように感じられますが、友達と話をする時も、自分がしゃべったことに対して友達が質問をしたり、感想を言ったりする。そして自分がまたそれについて話をしたり、より具体的に話したりするわけです。そのような意味で、面接は「会話のキャッチボール」であると私は考えています。

もちろん、その大学・学部の特徴や医学に関しての最低限の知識をもっておく必要がありますし、志望理由をしっかり答えられるようにしておくことは大切です。

ラムスの面接の対策と準備期間

以上のような点に基づき、私は次のような面接対策をしています。

  • 1問1答の形ではなく、1つのテーマ(例えばなぜうちの大学なのか)で1つの答を受けてそれを掘り下げるような質問をする。1テーマについて最低限2~3の応答を繰り返すことで、会話のキャッチボールに慣れてもらう。
  • 上記1の中で基本的に足りない知識などを確認する。
  • 生徒本人が聞かれたら困ると思っていることをこちらが聞き、それに対しての応答のイメージを一緒に考える。

基本的には1~3を繰り返します。いくら「会話のキャッチボール」とは言っても、面接する先生方は年齢も自分の父母に近く、生徒たちはそのような人たちと話す機会をあまり経験していません。そして合否に関係する、しかし判定基準や対策の仕方が分からないという不安が大きいのも事実です。ですから、練習をして慣れてもらい、実際に以前よりも受け答えが自然にできるようになったことを自覚してもらうことで、自信を持ってもらうことが大切だと考えています。それが自然体で面接に臨むために必要なことです。

さいごに準備期間ですが、生徒の性格や持っている基礎知識にもよります。比較的もとから慣れている生徒は2回程度ですむこともありますし、苦手な生徒の場合は4回以上のこともあります。一般的には2週間、つめてやるならば2・3日でも一定の状態にまで持っていくことは可能です。小論文と同様に、いたづらに不安を感じて早い段階から準備するのではなく、まずは学科の勉強に専念をしていきましょう。

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